奉仕係 ページ5
<帰りのSHR>
先「もうすぐ雨降るから気をつけて帰りましょう。あ、あと奉仕係、この後職員室来てください。以上」
えっ、すぐ帰れると思ったのに、!!!
あの時間寝てた自分を恨む
今日隣は…いますね、ってか帰るギリギリまで寝んなや
ロ「奉仕係ファイティーン」
叶「じゃあAちゃん、葛葉頼んだよー」
『…頑張ります、』
とりあえず起こすか…
『おーい葛葉さーーん!おーきーてー』
葛「…んー」
と目を擦りながら上体を起こす
お隣さんと初めて目があった
目にかかる綺麗な白髪から覗く真っ赤な瞳そして日焼けを知らない白い肌
『っ…!』
あまりにも綺麗で言葉を失った
葛「ッスーー…ども」
いや、声ちっさ
『あ、おはようございます』
葛「俺になんか用っすか?あれ…叶は?」
『あなた奉仕係ですよね』
葛「?わかんないっす」
『あなたは奉仕係なんです!んで今日先生に呼ばれてるから早く職員室行きましょ!!』
葛「はぁ、?」
___
コンコン
『失礼します。白椛です。』
先「おーきましたか」
先「これ明日の集会で使うのでホッチキス止めお願いします」
『わっかり…ました。』
プリントの量の多さに呆気に取られる
___
教室に戻り、とりあえず机をくっつけて向かいあわせで座った
こっちの方が効率いいからね!決して顔がもっと見たいとかじゃないからね?((
しばらく無言が続き、教室内にはホッチキスのカチャという音だけが聞こえてくる
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作者名:香李 | 作成日時:2023年5月6日 0時