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女の闇 ページ9
＜トイレ＞
個室に入って一息つく
ポーチに入ってる鏡を取り出し自分の顔を写す
私頬っぺ赤すぎだろ！！
あぁーやばい！あれは反則でしょ
葛葉の顔を思い浮かべると胸がギュウってなる
いつも学校では塗らないリップを取りだしつけてみる
自分の唇に血色感が足された
よし！出よう…とした瞬間
女1「ねぇ葛葉くんかっこよくない？！！」
女2「それな！いつも寝てるから気づかなかったけどえぐいイケメン！！」
女3「ってかさあそこ全員顔面強くない？」
女1「んね！ちな私は叶くん推し！優しいしかっこいいし最強」
女2「私はローレンくんかなぁー！面白いし声かっこいいし顔面強い」
女3「うち今日で葛葉くん推しになったわ！顔面が素晴らしすぎるでしょ！！」
女1「でもさ、あそこAちゃんと仲良いよね」
女2「それなー顔かわいいからって調子乗りすぎ」
女3「思った！クラスの男もAちゃんばっか見てるし」
女1「あの子女友達いないの絶対それが理由やん笑」
女2「おもろ爆笑」
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
女3「やば予鈴！次移動だからはよ行こ」
ドタバタ
___
うーわまじか、テンション下がった
今の話普通に刺さるんだけど、辛いって…。
まって…、泣きそう
鏡を見直し自分の顔の酷さに気づく
『…一限無理そうだな』
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作者名：香李 | 作成日時：2023年5月6日 0時
