【呪術廻戦】糸師兄弟の年の離れた姉は呪術師【ブルーロック】外伝 (ページ5)

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ーAsideー

五条先輩の後をついて山を下り、近くの喫茶店に入った

そこで冷たい飲み物を飲みながら”呪霊””呪術師””術式”そして”呪術高専”についてのお話を聞かせてもらった

私や五条さん以外にも”術式”を持っている人はいて、そのほとんどが”呪術師”として活動しているのだそうだ

こんなオカルトちっくな話って本当にあったんだ・・・

と感心していると

五条「で、Aの術式ってどんなの？因みに俺のは無下限術式。術式発動中は誰も俺に触れないの」

触ってみろよと掌を出されたのでそっと触ろうとすると

『ほんとだ・・・触れない』

どんなに近づけても五条先輩の掌まで触れることは出来なかった

まるで目の前にバリアが張られているみたいだった

五条「じゃあ次はお前ね」

と言われ、どうやって説明しようかなって考えると一ついい方法が思いついた

『ここでは何なので移動しても良いですか？』

五条「いーよ」

と許可を貰えたので近くの公園に移動する

五条「何で公園？」

と聞かれたので

『公園と言うよりは花壇が目的なんですけどね』

と所持品のカバンから花の種を一つ取り出す

自分の術式を研究する際に試しに買った種がここで役に立つとは思わなかった

取り出した種を花壇に植えて、その上から術式を発動させると

五条「！？埋めたばっかりの種から花が咲いた」

『はい。触れたものの時間を速く進めることが出来るんです。でも力加減を間違えるとこんな風に枯らしちゃうんです』

花が咲いた後も術式を発動させ続け、せっかく咲いた花を枯らすと

五条さんは

五条「お前だったのか！」

と目を輝かせながら私の身体を持ち上げてくるくると振り回した

突然のことで私は混乱する

『あの、どういう意味ですか！？』

と振り回されながら必死に聞くと我に返った五条先輩が私を地面に降ろして咳ばらいをし

五条「お前の術式はおそらく”時間操術”っていうレアな術式だ。」

たぶん・・・いやほぼ確定だろと言う五条先輩

長年悩まされていた自分の異能にようやく名前がついて私は少しホッとし

『時間・・・操術・・・・』

と自分の術式の名前を呟く

五条「詳しい術式の内容教えてやっからさっきの店もう一回戻るぞ！」

と嬉しそうに私の腕を掴み走り出す五条先輩

『え・・・っ！？ちょっ・・・・！？』

先輩の身体能力と体格差について行けず引きずられながら喫茶店に戻るのであった