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ー糸師冴sideー

次の日、姉ちゃんは一人どこかに出かけて行った

凛「にいちゃ、ねえちゃは?」

冴「どこいったんだろうな」

凛「えー」

今日から姉ちゃん夏休みのはずなのに制服だったな・・・

昼ご飯を食べた後

凛「ねーねえちゃは?」

母「ちょっとお出かけしてくるって言ってたじゃない」

凛「まだかえってこない?」

母「凛がお昼寝すれば帰ってくるよ」

昼ごはんの時間になっても帰ってこなかった姉ちゃんに凛が限界を迎えた

凛「ほんとう?」

母「本当本当」

姉ちゃんが居なくてグズる凛

しょうがねーな

冴「ほら昼寝行くぞ」

と凛の手を引いて二階にある俺と凛の部屋に行き

凛「お昼寝してたらねえちゃ帰ってくる?」

冴「ちゃんと寝たらな」

だから寝ろと凛を昼寝させる

つられて俺も寝ていたらしく、暫くして目が覚めた凛の泣き声によって目覚める

冴「どうした凛」

凛「ねえちゃがいない!!」

昼寝から起きて姉ちゃんを捜してもいなくてギャン泣きしてんのか

冴「一回下降りんぞ」

とギャン泣きしている凛の手を引いてリビングに降りる

母さんは・・・買物か?

すると外から姉ちゃんと知らない奴の声がした

冴「姉ちゃん・・・・とだれ?」

庭に繋がっている窓を開けて庭を覗くと、姉ちゃんと白髪にサングラスをかけたでけぇ男がいた

眠たい目を擦り、もう一度庭の方を見ると

冴「お化けが居なくなってる・・・・」

ずっと庭にいた呪霊がいなくなっていた

『このお兄さんが退治してくれたんだよ』

という姉ちゃん

この怪しい奴が?

冴「へ〜」

と適当に返事するとため息をつく姉ちゃん

そして

『そう言えばどうしたの?』

と聞かれる

冴「起きたら姉ちゃんが居なくて凛が泣いた」

と言い、リビングからべしょべしょになった凛に「姉ちゃんいたぞ」と声をかける

凛「ねえちゃ〜・・・」

と窓から姉ちゃんを呼び抱っこをねだる凛

『あーあーべしょべしょじゃん』

と呆れながら凛を抱っこする

五条「うわちっせえな。お前の弟達」

と俺と凛を見て驚く白髪野郎

何かムカつくなアイツ

これ以上窓を開けていたら蚊が入ってしまうので窓を閉める

いいな凛・・・・

凛は隙あらば姉ちゃんを独り占めしたがる

すぐに泣くから姉ちゃんも俺よりも凛に構う

俺の姉ちゃんでもあんのに・・・・

なんて思いながら外で話している姉ちゃん達を窓越しから眺めていると、白髪野郎が家の外で待っていた車に乗って帰って行ったのであった

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作者名:あーすー | 作成日時:2023年11月22日 22時

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