47話 ページ50
luz side
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「luzくんお疲れ様〜」
「お疲れ様でした」
今日は舞台のリハーサル
総メンバーが集って
いよいよあと一週間に控えた舞台の打ち合わせに、
とある会社のスタジオを借りた
「luzさん、お疲れ様でした。
こちらの件ですけど…どうしますか?」
「あぁ、それはコレを使ってもらってもいいですか?」
照明、音楽、舞台セット、衣装、
様々な分野のスペシャリスト達が俺の舞台を
彩ってくれる
細かい資料を見ながら、監督と話して
難しい作業をなんとか進めた
.
「luzさん!
本番はよろしくお願いします!!」
俺の元に後輩の若手の俳優が小走りで挨拶に来た
「あぁ、お互い頑張ろな」
と言うと、太陽のように微笑んでいた
舞台を成功させたいのは
お互い同じ気持ち
素晴らしい舞台にしたい
.
君が見に来てくれるから
小さく拳を握って気合を入れていると
「あっ、そう言えば」
さっきの後輩俳優が何かを思い出したかのように声を出した
「今日他の音楽会社の人もここ来てるみたいですね…
あ、ほら。あの人達」
指をさした方に視線を送る
…へぇ〜、音楽会社の人ね、
見ると色とりどりの髪色の人達
うわっ、髪色ハデやな…
赤に青に黄って信号機やけど
全く見た事のない人達に
まぁいいか、と思い
その人達から視線を外すと
ドンッッと肩に鈍い痛みが走った
ぶつかった感触ですぐに人だとわかる
「…いったた、あ、すみませ」
咄嗟に謝ると
喉まで出ていた声が急に詰まって、
一瞬で指先が冷たくなった
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なぜなら目の前には
見覚えのある真っ白の髪
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「僕の方こそ、すみません」
君が恋焦がれた人がいたから
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ぽんず(プロフ) - 更新楽しみに待ってます♪ (2019年1月11日 6時) (レス) id: 98acc9f874 (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - ぽんずさん» 読んでいただきありがとうございます!更新頑張ります!! (2019年1月9日 17時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - アリスさん» もう少しでわかります( ´艸`)面白い作品になるように頑張ります!!ありがとうございます! (2019年1月9日 17時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - 続きが気になる….!!! (2019年1月9日 7時) (レス) id: 98acc9f874 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - まだ出ていない人…そらるさんかな?うぅー続きがきになる!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年1月8日 0時) (レス) id: db92432c81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Maa | 作成日時:2018年11月13日 18時