柱が痕をつけてくる【鬼滅の刃】

痕１ ページ2

痕、どんな形でもいい




つけたい




自分のものだと思わせたい





ただ、それだけ








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「誰です？」







「違う」


「知らねぇ」


「さあ」


「僕じゃない」







偶然(必然的に)出会った五人の柱





しのぶ



冨岡

宇髄

不死川

時透








仁王立ちで、四人の行手を阻むしのぶは、額に青筋を浮かべ笑っている

それが逆に恐ろしい
いつものように微笑んでいることが









「Aさんの首筋、痕、ついてましたよ」









「は？」







誰の台詞かは分からない

誰が、そんな声をあげたのかも
無性に出たのか、意図的に出たのか





それよりも、しのぶは








「さあ、出てきてください」







怒っているわけではなかった

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