治らない、直さない【鬼滅の刃】

幻像が１４体 ページ24

『あ、』



「え？」





ふと、むこうを向くと、＿＿がいた


蜜璃ちゃんは、反対側を向いていたから見えなかったよね








すぐさま、蜜璃ちゃんの手をとって駆け寄る







『こんばんは、ここで何をしてたの？』





「……あ…Aちゃ…」








『ん？どうしたの？＿＿ね、昼寝で寝過ごしちゃったんだって！』






でも、蜜璃ちゃんは心配そうな顔のまま








__＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






蜜璃side







目の前には……








『もう、寝過ごしたって……』



『え？鴉に起こしてもらったの？』



『次からは気をつけてね？』









一人で話し続ける親友



哀しくて、悲しくて仕方ない





本当は、誰か分かっている


でも、信じたくない








その、Aちゃんから、見えるあの人は、本当に……








「素敵な人なんでしょうね」






『あ、分かります？素敵ですよね！』









貴方が気づいてくれることを信じるわ…

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