治らない、直さない【鬼滅の刃】

幻像が７体 ページ16

今日はみんな、おかしい気がする


＿＿と一緒にいることは、いつものはずだったのに







どこか、虚しい

どこか、空しい







『ねぇ、＿＿。みんな、どうしたのかな？』






でも、その人は首を傾げるばかり

やっぱり、分かんないよね……








さ、行こう、と言って、しのぶさん達に会釈しつつ、お屋敷を後にした







手を繋ぎたいのに、あの人は、繋いでくれなかった




　



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






．







Aがいなくなった後、柱は、一斉に集まった

帰ったはずの人も








しのぶがまず、問いかける





「みなさん、Aさんの様子について…どう思いますか？」




と



それに対して、柱達は口々に答えた








「やはりおかしい…」


「…特にはなんにも……」


「あいつの名前を呼んだりして、ふざけているのか？」


「＿＿さんのことじゃないでしょうか？」


「南無阿弥陀…親しき者の死を、受け入れてない…」


「よもや、よもや……どうすればいいか…！」


「あいつには、幻覚でも見えているのかァ？」









やはり、大半が、Aの様子に気付いているようだった

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