あの霞柱と付き合いました【鬼滅の刃】

六の口 ページ7

「大丈夫なの？」



「え…あ、はい」



「敬語？」





あっ、しまった

と、思う
流れに任せて敬語を使ってしまった







無一郎君は若干眉を寄せ、私の顔を覗き込む

敬語を使われたことが、心に引っ掛かったのだろうか
どっちにしろ…








「一旦…場所を移そうかぁぁ！！」




「えっ、あ、待って！！」








大声で無一郎君が怯んだ隙に離れ、お館様の庭から脱出した

無一郎君の声が聞こえたけど、多分無一郎君の足なら追いつかれる








でも、とりあえず私は場所をかえて離したかった


あの場所じゃあ、話しにくい
いつもの柱合会議の風景が浮かぶから









．









「ハァハァ…うっ…」



「遅い」



「ごめん、ハァ…」






いや、おかしいでしょ

無一郎君は咳を切らしていないのに私だけ…
…差、かな








でも…

赤くなった顔は、走ったせいにもできる…と思う








「じゃあ、話す？」



「うん…」







でも、真剣に向き合わないと

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