壱の口 ページ1
「今日はもう一つ、やるべき事があるんだよ」
A、無一郎
と、名前を呼ばれる
そして立つように促された
何かをしただろうか、と一抹の不安がよぎる
でも、無一郎君はいつも通りの表情……
.
という訳ではなかった
いつもの無表情な顔は何処へやら
うつむきがちの頭に、時々見える目は私を捉え、頬はほんのりと赤い
どれも見たことのない、無一郎君だった
それに気のせいか周りから、見えない声援を感じる
勿論、無一郎君に向けての
「さあ、いいよ」
「はい」
「…はい」
何を始めるのかは分からない
「A」
「え…」
だけど、それよりも名前呼び
いつもは苗字のはずだった
それに緊張し、身体が強張る
無一郎君は
「僕、まだ十四だけど…」
「え、ちょっと待って…」
.
「僕と、付き合って…くだ、さい」
.
いつの間に持っていたのか、芍薬の花を差し出していた
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霞(プロフ) - 終わったんですか!? (8月14日 17時) (レス) @page13 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2023年1月19日 22時) (レス) @page13 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - むいくん推しのヲタです^_^これからも楽しみにしています! (2022年5月5日 13時) (レス) @page8 id: d533a9e97d (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 素敵な恋の幕開けですね! 本誌のむいくんが玉壺に「べー」ってしてる小悪魔な姿に心を打たれて推しになりました! 照れてるむいくん最高です 更新ファイティンです♪ (2020年4月24日 21時) (レス) id: 1eca6bf241 (このIDを非表示/違反報告)
狼雨 - ががががんばれれれ!!!!! (2020年3月25日 23時) (レス) id: 99e5f8b903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:C.l.1 | 作成日時:2020年2月20日 12時