簪10 ページ11
「その簪、いいね」
「え?…あ、ありがとう」
「よく見せて」
「え…」
会話だけを見れば、純粋に褒めてもらっているだけ
それなら、普通に嬉しい
何度も言われていた事だけれど
でも……
「今の体勢、どうにかならない?」
「無理、見えない」
押し倒されている
私の屋敷の畳に
私の身長は無一郎君よりも高い
だから、背伸びしなければ同じ目線にならない
背伸びが嫌なのか、この体勢なのだ
この方がよく見える、と
それはそうだ
見下ろしているんだから
「貸して」
「結局か」
退かない挙句、手を差し出してきた
でもね、目の前に無一郎君の顔がある状態で手を差し出されても……
「僕がするから」
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美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年9月2日 21時) (レス) @page22 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - ええっと。。。何言おうとしたんだっけ?←すぐ記憶無くす。ええっと。。。なんだっけ。。。忘れた。あ、更新頑張って。ええっと、それだけ (2020年8月10日 20時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)
C.l.1(プロフ) - ありがとうございます!!順を追って更新しますので宜しくお願いします!! (2020年1月26日 16時) (レス) id: ed2782d38a (このIDを非表示/違反報告)
涙様 - ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ死ぬ、このお話大好き!マジでむいくんヤバイ死ぬ!かわいい頑張れ!かわいい (2020年1月26日 12時) (レス) id: f6c0423aa8 (このIDを非表示/違反報告)
C.l.1(プロフ) - ありがとうございます!コメントが励みになります! (2020年1月23日 21時) (レス) id: 2dc21067fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:C.l.1 | 作成日時:2020年1月22日 16時