霞柱様2 ページ10
「合同の任務はご一緒しない、と」
「それ、嘘じゃないでしょうね?」
「はい…」
正直も、嘘もない
霞柱様が適当にやってくれと言ったのだ
結果、どちらでもない
きっと、行きたいとは思っていないだろう
しばらく沈黙を続けていた師範は、
「…自分で聞くわ」
「…はい」
結局、信じられなくて自分で聞くようだった
じゃあ、私は必要なかったのかもしれない
なんなんだ、と思う
そう思っても、言えない
誰にも言えない
この気持ちの行き場は、何処にもなかった
「ついてきなさい」
「はい」
ただ、師範の指示に従うだけの『身代わり人形』
霞柱様のもとに向かう足取りは、とても重かった
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廣岡唯殿 - 面白い続きが観たい…頑張れよ (2022年12月5日 15時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
C.l.1(プロフ) - いえいえ! (2020年1月20日 21時) (レス) id: 17fb72fc42 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 覚えててくれていたんですね!ありがとうございます! (2020年1月20日 21時) (レス) id: 059c2de8f9 (このIDを非表示/違反報告)
C.l.1(プロフ) - あ、短編の方にもコメントしてくれた方ですか?ありがとうございます!! (2020年1月20日 21時) (レス) id: 17fb72fc42 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 面白いですね!続き楽しみにしてます!頑張って下さい! (2020年1月20日 21時) (レス) id: 059c2de8f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:C.l.1 | 作成日時:2020年1月16日 18時