身 代 わ り の 継 子【鬼滅の刃】

水柱様 ページ13

「身代わり継子」


「…はい」




「お前の、本当の名はなんだ」



「………」







水柱様は、見かけによらずお節介だと思う

師範が



「私の身代わり」


って紹介しても、何度も私の名を聞いてくる

何度も、何度も、会う度に







「身代わりで充分です」


「呼びづらい」






いろんな理由をつけては、真顔で何度も質問する

こんな、いつ身代わりされて、死ぬかもしれない私の名を聞こうとしてくれた







でも、無駄だと思う

もし、教えたら師範は今までなく怒る







柱同士のいざこざは避けたかった







師範の被害を受けるのは、私だけでいい



だから、







「身代わり継子ですから」

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