青春ならぬ生殉【魔入りました！入間くん】

生殉２０話 ページ22

「よく眠れた？」



「はい」


「うっ…はい」





ニコニコ顔のおじいちゃん

こうして見ると、普通の人間の家族とは変わらないなって思うけど…



食べ物が、大分違った
嗜好が



この見た目で美味しいけど





入間君は食欲ないのかな
とも、思いつつご飯を頬張っていると







「今日は初登校だもんね〜」





「うっ…」


「あっ…」






誤って吐き出しそうになった

そうだった


今日は悪魔学校初登校日
さっきまで覚えていたのに、忘れかけていた






入間君は、手を挙げて




「あのっ、ご、ご相談が」



多分、行きたくないと言おうとしてる





「学校のことなんですが…」


「あっ、その前に！」





おじいちゃんは悟ったのか、私の気持ちも汲んだのか
オペラさんを呼んだ

そして、






「入学祝いー！」





ありえない数のプレゼントが出てきた

『入間君へ』

『Aちゃんへ』


と、それぞれに書かれていた








……これじゃ、断れないよなぁ…

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