愛を欲した私が悪い【鬼滅の刃】【短編集】

善逸で家族愛？ ページ3

貴「兄さんーー！」




可愛らしく、かつ元気に駆けてくる妹を見て、兄の善逸も駆けて、抱きしめようとする





善「Aーーー！！」






．







善「うふふ、もう！可愛いなぁ！！」







伊「なんだコイツ、気色わりぃな」


炭「否定は…しない」





善逸と同期の二人は、布団にくるまって、気持ちの悪い声を出す彼を、遠巻きに眺めていた


よほど幸せな夢を見ているのだろう







貴「兄さん？起きて！？」





現実の妹が声をかけても、なかなか起きない






善「A〜！大好きだよ〜………えっ？」



炭「あ、起きた」





やっと起きたと思ったら、目をパチクリさせて、妹を見る善逸






善「ゆ、め…じゃなかった！？」





どのような頭になっているのだろう

叫びながら、夢と同じように抱きついた







が、妹は思春期の真っ只中





貴「に・い・さ・んっ？…この、変態がーー！！」





と言って、拳で対応した


さすが、なのかな？






善「ブヘッ！！……ま、まさかA、反抗期なの！？反抗期！？」




貴「思春期です！！兄さんもでしょ！」









そんな兄妹を、まだ見ていた炭治郎が一言





炭「善逸は、いつでも思春期だと思うが……」

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