浪漫.41 ページ42
ちょっと褒めただけでこの状態。
興味本位で更に頭を撫でてあげると、いいぞいいぞ!もっと撫でていいぞ!と言わんばかりに喜んでいる。
犬かコイツは…と喉元まででかけるくらい、可愛いなと思った。
わしゃわしゃわしゃ…とAも楽しくなってきて撫でていると、突然 「ちょっと。」と腕を掴まれる。
泉だ。
「?何?」
泉「べ、別に…。それより話、アンタのせいで進まないんだけど。」
「え?あ、あぁごめん…。なんだっけ。」
森「物の怪と関わり過ぎ、という話だったんだけどね。ふふ、無かったことにして構わないよ。」
「…………は…?」
菱「ちょ…鴎外さんっ!何言ってるんですか…。」
川「さっき話してた事と違ぇじゃねぇか。」
森「いやぁ…はは、Aと梅雨というご婦人のやりとりをぼんやりと見ていたら、何だか関わり過ぎ、なんて悪いものじゃない気がしてきてね。」
藤「……」
小「森サンはよく分かってらっしゃいますねぇ!
…貴方は実に魅力的だ、Aサン。だから、沢山の人や物の怪と関わって、影響を与えた方がいい。」
ふっ…と笑って、微笑みかける八雲。
これが美男子か…と惚れてしまいそうになる。
Aは、にぃっと笑って「…言われなくても、そうするつもりです。」と言った。
このAの芯の強さは、どんな時代でも通じる。
「…にしても、なかなか良いとこだったなー、出会茶屋。」
菱「ッだぁかぁらぁ…?!!!」
泉「アンタさっき教えたでしょ?!出会茶屋はそのっ…そういう所だって!!!」
藤「…何の話だそれは。詳しく聞かせてもらおうか?」
川「あぁ、正座しろお前ら。」
……こういう破廉恥トークは、通じないけど。
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雪路 - とっても面白いです!私は藤田さんファンなので、藤田さんとの絡みがたくさんあってすごく嬉しい( 〃▽〃)これからも更新頑張ってください!応援しています☆ (2019年7月28日 23時) (レス) id: c4ea89a33d (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とても面白いです…!! (2019年7月13日 9時) (レス) id: 3a593efc86 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - せりなさん» ありがとうございます〜!!!! (2019年7月6日 19時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
せりな(プロフ) - 面白いです! (2019年7月5日 8時) (レス) id: 9f79ffa67e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - アミュレットさん» 私もです〜!我慢できずにとうとう夢小説に手を出してしまいました…笑 . 私鏡花ちゃんが好きなので、音二郎さんと取り合われるのが楽しすぎて…! (2019年4月19日 19時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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