浪漫.40 ページ41
梅雨の気が抜けたのか、突然金縛りと空中浮遊がパチンッと切れた。
そうなれば、もちろんAも落ちていく。
受け身を取ろうにも、地面までの距離が短すぎて無理だ。
「っ…」と衝撃に備えて目を瞑る。
だが、衝撃の代わりに感じたのは、ふにっという柔らかい感触。
不思議に思って、ゆっくりと目を開ける。
そこには、大きくてもちっ…とした白いぷにぷにがあった。
「…あれ、これって……」ともみもみ触ると、ノシィッ…と大きなもちもちが動いて顔が見える。
「あの時のうさぎ!」
泉「なッ…なァっ…?!!」
藤「これはまた随分と大きくなったものだな。」
小「どれどれ…ワーオッ!!ビッグなうさぎの物の怪じゃあぁりませんカ!!」
横「うぉっホントだ!すげぇなこの刀!!」
川「これ鏡花ちゃんの兎か?」
藤「…人の刀を勝手に鏡代わりにするな。」
「すごー…大福みたい……。」
泉「なんで僕のうさぎがこんなにでかくなっちゃったのさ!!可笑しいでしょ!?」
「いやそれは私も聞きたいんだッ、おわっ…?!!」
泉のうさぎは、大きくなったかと思えば、突然ぽんっ…と小さくなってしまった。
当然Aの身体も落ちていくが、今度はちゃんと人が支えてくれた。
横山大観だ。
「…っと、大丈夫かお前。」と軽々しく抱かれて、「あ、ありがと…」と急な"女の子扱い"にちょっと照れる。
そこから、丁寧に下ろしてもらう。
「横山イケメンだね。」
横「…イケッ……?なんだそれ。」
「えぇっと、えぇっとー……カッコイイってこと。」
横「!!ふふん、そうだろうそうだろう!」
.
152人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪路 - とっても面白いです!私は藤田さんファンなので、藤田さんとの絡みがたくさんあってすごく嬉しい( 〃▽〃)これからも更新頑張ってください!応援しています☆ (2019年7月28日 23時) (レス) id: c4ea89a33d (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とても面白いです…!! (2019年7月13日 9時) (レス) id: 3a593efc86 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - せりなさん» ありがとうございます〜!!!! (2019年7月6日 19時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
せりな(プロフ) - 面白いです! (2019年7月5日 8時) (レス) id: 9f79ffa67e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - アミュレットさん» 私もです〜!我慢できずにとうとう夢小説に手を出してしまいました…笑 . 私鏡花ちゃんが好きなので、音二郎さんと取り合われるのが楽しすぎて…! (2019年4月19日 19時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ