浪漫.34 ページ35
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意識がぼんやりとする。
息が苦しい。
なんだか呼吸がしずらい。
だが、何かに吹き返されたかのように｢っ…あ……かはっ……ｯゲホ……｣と咳き込んだ。
段々と聴覚も戻ってきて、｢っA…！！｣｢なにやってんのさこのグズッ！！｣といつもみたいな声が聞こえる。
少しずつ、目を開けた。
見えるのは、赤っぽいものと緑っぽいもの、あと長髪。
視界も開けてきて、その三つが泉と菱田、それに藤田だということがわかってくる。
｢…なんで、藤田さんが……。｣
藤｢今は喋るな。何故こうなったのかはこいつらに聞く。｣
｢待っ、白雪、……白雪は…？｣
泉｢もうここには居ない。ちゃんと僕の戯曲に帰ったんだ。｣
｢…っはぁーー、良かった…｣
藤｢俺は少し仕事がある。Aを頼めるか。｣
菱｢わかりました。｣
泉｢ねぇ、僕の首に手 回して。それ位は出来るでしょ。｣
｢え、はい…ってうわっ？！｣
泉｢しっかり捕まっててよ。離したら落ちるのアンタだから。｣
突然手を回せというから回してみれば、グイッと中に体が浮いた。
お姫様だっこ、というやつだ。
あのひょろっひょろの泉がこんなに力持ちだっただなんて。
太もも越しに伝わる、いつもの印象とは違うしっかりとした男の腕がドキッと心を動かす。
泉｢まず医者に見てもらわなきゃ。｣
菱｢なら鴎外さんに見てもらおう。今日は非番だから、屋敷にいるはず。｣
Aだけが気づかない。
泉が、
人に触れられるのも嫌がる潔癖だということに。
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雪路 - とっても面白いです！私は藤田さんファンなので、藤田さんとの絡みがたくさんあってすごく嬉しい( 〃▽〃)これからも更新頑張ってください！応援しています☆ (2019年7月28日 23時) (
レス) id: c4ea89a33d (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とても面白いです…！！ (2019年7月13日 9時) (レス) id: 3a593efc86 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - せりなさん» ありがとうございます〜！！！！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
せりな(プロフ) - 面白いです！ (2019年7月5日 8時) (レス) id: 9f79ffa67e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - アミュレットさん» 私もです〜！我慢できずにとうとう夢小説に手を出してしまいました…笑 . 私鏡花ちゃんが好きなので、音二郎さんと取り合われるのが楽しすぎて…！ (2019年4月19日 19時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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