天才子供マネージャーは皆さんの天使様です。2章 (ページ44)

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楽との出会いページ44

楽「あんた、大丈夫か?」

私はあまりの彼のかっこよさに言葉が出ずに頷いた。

楽「愛人なわけないな、子供だし……拾われた新人だか知らないがあまり、深入りするな」

彼はいいことがなんもないと言ってきた。

貴方「あ、あの」

私はやっとのことで言葉を絞り出した。

楽「違うのか?」

貴方「あ、あの、わたくし、申し遅れまして、本日出演させていただくっ、いただきます」

緊張のせいで噛み噛みで恥ずかしくなってくる。

楽「はは……何言ってんだ」

貴方「(嘘、笑ったーーー!)」

イケメンすぎる。

貴方「た、小鳥遊プロダクションのIDOLISH7の担当のい、違う……高梨Aと申します!」

楽「(こんな子供が?)」

貴方「今は、タレントがいませんが、また改めて楽屋のほうにご挨拶……」

楽「……悪いけど、忙しいから」

貴方「(そうだよね、あんな後だもん)本当に誠に申し訳ありませんでした……」

楽「あぁ……はいはい、じゃあ、どうも」

貴方「お時間いただいてありがとうございました!本日はよろしくお願いします!」

彼は少し間を置いて口を開いた。

楽「今日、期待してっから」

貴方「……」

楽「それじゃあな」

貴方「ありがとうございます!」

期待してくれてるんだ、でもやっぱり冷たい感じだった。

分かってるけど怖いし、悲しいかも。

すると、局の人から急遽出演が早まったと知らされた。

貴方「皆に知らせないと」

私は急に息苦しさを感じながらも皆に伝えるために局内を走った。