奸計 ページ32
龍「はいさい、ちゃーがんじゅーねー?しぐとぅ、なまうわとん、んじ、あやんてぃ」
楽「誰と電話してるんだ?」
沖縄の言葉で全く何を話してるのか分からない。
天「さあ、聞き取れない……あ、社長」
宗助「話がある、龍之介、電話を切れ」
龍「すいません、お疲れ様です社長」
楽「話ってなんだよ」
宗助「最近話題のアイドルグループと一度揉めたらしいな」
IDOLISH7のことだな……
親父は俺らのライブの客を盗られたことを誇張して広めると言った。
宗助「ミュージックフェスティバルで他の追従を許さない盛り上がりを見せるだろう」
つまりはミュージックフェスティバルは長時間の音楽番組だから人気なのをアピールできるって訳だな。
龍「対立を煽る、ですか」
天「素晴らしい三流のアイデアですね、ファンに不快や不安を与えてなんて、構ってほしい子どものすることでしょ」
宗助「あの人からの預かりものだからな、大目に見よう、私のビジネスは人の心をコントロールすることだ、お前たちは私の絵図通りに歩いていけばいい」
聞いていればつくづく言いたくなるな。
楽「あんたのリモコン通りに、何もかもが動くと思うなよ、俺はあんたにコントロールされない、行くぞ、天、龍」
天「失礼します」
龍「すいません、失礼します」
宗助「……IDOLISH7、弱小のまま大人しくしてればよかったものを……覚悟してろよ……小鳥遊…」
一方IDOLISH7寮、環の部屋
野外ライブの中継を見ていた。
環「……映ってるけど、小せぇ、短けぇ……これじゃ気づかないよな」
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貴方「(やっぱり、壮五さんと環さんの人気が爆発的に上がってる……けれど三月兄の人気がイマイチ伸びてない、二番手に好きと言う人が多いからかな)」
大神「平等に売り出したいけど三月くんには目立つ武器がないからな」
貴方「三月兄がいるから盛り上がってる、皆が目立つ、最大の武器なのに」
大神「ファンや本人が気づいてるかどうか、気にしてないといいですけどね」
三月兄、大丈夫かな?
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作者名：プーさん大好き | 作成日時：2019年3月22日 17時
