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夕方 過去 ページ17
カランカラン…
貴方「いらっしゃいませ…あっ、朝来てくれた…大和さん」
大和「どうも、足りない分持ってきたので例の…」
私は既に箱に詰めておいたケーキを渡した。
大和「俺さここのフルーツケーキ好きなんだ」
貴方「そうだったんですね」
お会計をしてレシートを渡すと、彼が私の手元を見た。
そして、『それ』に触れた。
貴方「いつっ!」
大和「!!」
それというのは施設の時に受けたいじめでできたあざだった。
大和「これは?」
貴方「何でもないです、転んでけがしただけです」
話したくないことだし、あまり知られたくない。
大和「またいつか来るね」
それ以上追求せず彼は店を出て行った。
三月兄遅いな…そろそろだと思うんだけど。
一織兄も遅いな、一人に慣れていたはずなのにいつの間にか一人が寂しいものだって思うようになっていたなんて。
施設の時は一人が当たり前だったのに。
貴方「三月兄…一織兄…早く帰ってきて…」
そのまま疲れて眠ってしまった。
――――――――――――――――――――
？「おい、起きろよ」
？「そろそろ仕事開始時間ですよ」
？「起きない」
？「疲れてるんだよ」
貴方「…ん、んう」
目を開けると7人が私の顔を覗き込んでいた。
三月「やっと起きてくれた、昨日あれから起きなかったから心配で心配で」
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作者名：プーさん大好き | 作成日時：2019年3月22日 17時
