狭間の王とエルフの女(ジェラミーブラシエリ)

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ジェラミーSide
毎日Aのところに来て気づいたことがある。
Aは良く笑う子だということ。
俺の話を熱心に楽しそうに聞いてくれるから俺も話しがいがある。
Aは優しい子だから、今ならきっと人とも話せるだろう。
でも本当はその笑顔は俺だけに見せてせてほしいとも思う。俺はきっとAのことが…、いや、今はまだ黙っていよう。この気持ちは彼女を困らせてしまうものだから。

ジェラミー「ところでお前さん人に会う気はないかい？」

『人に…ですか…？』

ジェラミー「ああ。こないだ俺と一緒に来た人たちを覚えているかい？あの人たちも王様なんだが…お前さんに名前も名乗らずいきなり話しかけてしまったこと謝りたいらしい。もちろんお前さんの意思を優先する。どうだろうか？」

『私も謝りたいです。ちゃんと答えてあげられなかったこと…それにジェラミーさんの信頼する方たちだったら大丈夫かなって… 』

ジェラミー「そうだね…でも何かあったら俺が守るよ。」

『ありがとうございます。』

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