狭間の王とエルフの女(ジェラミーブラシエリ)

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それから毎日というものジェラミーさんはお話を聞かせてくれた。それでふと気になったことがふたつある。
ひとつは彼のお話のなかにある謎。
ジェラミーさん曰くそれは「行間」というものらしい。行間を解きたいのは山々なんだけど、難しすぎる…解ける気がしない。
ふたつめは彼が普段何をしているかだ。お話を聞くのは楽しい。でも忙しい中来てくれているんだとしたらそれは申し訳ない。だから今日思いきって聞いてみようと思う。

『ジェラミーさんは普段何をしているんですか？』

ジェラミー「どうして気になるんだい？」

『毎日毎日来てくれて忙しくないのかと…あと普段何をしてるのか気になって。』

ジェラミー「俺は地底で地底国バクナラクの王をやっているよ？」

『王様…ってえ！？王様！？…待って私何かと失礼な態度じゃありませんでしたか！？…毎日お話聞かせてくれだなんて…』

ジェラミー「大丈夫！そこまで謝らなくてもお前さんは失礼な態度なんかとっていないよ？それに毎日来てるのは俺がお前さんに…Aに会いたいからなんだ。」

『(会いたくて…)』

ジェラミー「…どうかしたかい？」

『いっいえ！』

ASide
急に心臓に悪いこと言わないで欲しい。ジェラミーさん顔いいんだから…
でも同時に他の女の子にも言ってるんじゃないか。そう考えるともやもやする。ジェラミーさんがどんな子といようが私には関係無いのに。

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