狭間の王とエルフの女(ジェラミーブラシエリ)

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『ジェラミーさんは語り部をやっているんですか？』

ジェラミー「ああ。たくさんの物語を語り継いできたよ。」

『じゃあ外の世界のこと知ってるんだ…』

ジェラミー「外の世界？」

『あっ！えっと…私しばらくここから出たことが無くて…人が怖いから。』

ジェラミー「人が怖いのには何か理由があるのかい？」

『昔ここじゃないところで暮らしていて、場所は覚えてないんですけど…
エルフと人間どちらにもなれない私は
「怪物」そう言って散々罵られました。だからジェラミーさんさえ良ければでいいんです！外の世界のお話…聞かせてくれませんか…？』

ジェラミー「お前さんのためなら喜んで。」

ASide
ジェラミーさんは私と同じ狭間で生きていて、外の世界のお話を聞かせてくれると言ってくれた。…どうしたって一人は寂しいから。
そういえば私に話しかけてくれた女の子には悪いことをしてしまった。次にまた会うことがあったらちゃんと答えられるといいな。

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