狭間の王とエルフの女(ジェラミーブラシエリ)

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[イシャバーナ]

セバスチャン「ヒメノ様。ヒメノ様にご用事があるという女性が。」

ヒメノ「あら。(誰かしらリタは裁判があるって前言ってたし…じゃあAかしら。)通して。」

セバスチャン「かしこまりました。」

『ヒメノちゃん。』

ヒメノ「やっぱりA！セバスお茶を用意して。A座って？」

『うん。ありがとう。』

ヒメノ「それで？私に何か相談したいことでもあるんでしょ。」

『何で分かったの？』

ヒメノ「分かるわよ。顔に書いてあるもの。」

『そっそんなに顔に出るのかな。私。ジェラミーさんにも言われた…』

ヒメノ「ええ。Aは表情がコロコロ変わってかわいい！話を戻すけど…もしかして恋の相談？」

『ちっ違うよ！』

ヒメノ「あら違うの？」

『ジェラミーさんのことではあるけど…』

ヒメノ「何！教えて！」

『実は…側近にならないかって言われて…。』

ヒメノ「なるほどね。(ジェラミーも考えたわね。)私はなった方が良いと思う。Aが側近になったらバクナラクへの融資が増えるかも…？」

『えっ！？』

ヒメノ「冗談。でも…側近に選ばれるのに深い理由なんてないと思うわよ。私がセバスを選んだのにも深い理由はない。」

『そっか。』

ヒメノ「まあジェラミーにはありそうだけど。」

『？何か言った？ 』

ヒメノ「ううん。何でも。これから他の王のところに行くんでしょ。」

『何で分かったの！』

ヒメノ「顔に書いてある。気を付けてね。」

『うん！』

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