MEJIBRAY

恋一＊隣の住人 ページ33

突然ですがこういち。


引っ越します。


綴「まじで？へー」

MiA「今の家十分広くてきれいなのにねぇ」

恋一「うーん、そうなんだけど...なんとなくね」


理由はあるっちゃある。


一番は猫をもっと飼いたいなって思うから。


他にもあるけど...それはここでは言いたくない。


メト「引越し準備は？」

恋一「それはもう完璧。最前衛だもの(´・ω・｀)」

綴「さっすが恋さん」

恋一「ということで。色々忙しいからもう帰るわ」


新居はもう決まってるから早く移動したい


ちなみにマンションね。


＊数時間後


恋一「ありがとうございます、お疲れ様でした」


引っ越し屋さんに手伝っていただいて。


恋一「もう出ていいよ」


愛猫をケースから出し、抱っこをして部屋全部を回った。


恋一「お前の新しいお家だよ」


恐る恐る歩く愛猫の姿がこれまた愛らしくて。


ぐ〜ぎゅるるる...


恋一「あー腹減った、」


家を出てコンビニに行き


アイスとアイスと飲み物とちょっとご飯。を買って


恋一「ただいま」


「ニャー」


恋一「ん？お前もお腹すいたの？待ってろな」


前の家から持ってきたキャットフードと


ダンボールの中から餌用の器を取り出す


カラカラカラカラカラ...


恋一「あ、水」


水道水を器に注いでやる


よっぽどお腹がすいていたのかがっつく愛猫


恋一「俺も食わなきゃ」


小さめのテーブルを出し 食べ物を並べ。


恋一「いただきます」


もぐもぐ。もぐもぐ。


ふと目をやると愛猫が水を飲んでる


なんとなくこういちも飲む


まだ何もない、いや。無くはないけど


揃えてないから


音が響く。


「...........」


何か聞こえる


恋一「隣か？」


良くないとは思いつつも気になり


壁に耳を当てる


恋一「ぶふーーーー！(水を吹き出した音)」


待ってやばいこれは。


聞き覚えのある男の声。と 女の人の嬌声。


驚きのあまり声のする方の壁を見つめる。と。


恋一「？」


壁に小さなテープのようなものが貼り付けられ


それを剥がすと。そこには1センチほどの小さな穴が空いていることに気付く。


恋一「欠陥住宅じゃん...」


もしかしたらこれさ、見えちゃうんじゃない？


ダメとはわかってる。頭ではわかってるんだけども


こういちもおとこだからさ。


最低だ。ごめんね隣人さん。(´・ω・｀)


そっと穴を覗くとそこには。


あの金髪にクロムハーツの男は。


まさか...


つづく。

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