結＊ストーカー ページ6
ああ、髪切ったんだ。なんて可愛いんだろう。
分け目変えたね？似合ってるよ、とてもね。
僕はいつからこんなにも君のことを好きになったんだろう？
今日はそっちの道から家に帰るんだね
あ、誰と電話してるんだろう 友達かな？男かな？そんなことどうだっていいか。
君はもう僕のものになるんだからね。
君はヴィジュアル系が好きだけど、通ってるのはユナイトじゃない。
あそこの連中は女遊び激しい糞麺揃いだって知らないのかな？
僕のとこにくればいいのに。そうすれば君はもう泣いたりしないよ。
どうやって君に近づこうか。
あ、いいこと思いついた♪
僕はさり気なく彼女に近づきわざとぶつかる
ドンッ
「きゃあっ！」
結「あっごめん！大丈夫かな、怪我はない？」
僕は彼女に手を差し伸べる
彼女は僕の手を借りて起き上がり...
「あ、ありがとうございます！すみません私の不注意で...」
結「いやいや、僕が悪いからさ。君さ、名前なんていうの？お詫びにお茶でもしない？もちろん奢るよ」
「いや！そんな、悪いですよ、あ…名前はAです」
結「いいって、お詫びさせてよ。何かしないと僕の気持ち晴れないからさ。ちなみに僕の名前は結。ヴィジュアル系バンドやってて、ユナイトっていうんだけど」
「え？！結さん？私の友達ユナイト好きな子いるんです！まさか会えるとは！」
ふふふ。上手くいった。後はこのまま...
結「そうなんだ！てかAちゃん今から空いてる？」
「はい、今家帰ろうと思ってたんで大丈夫ですよ」
結「じゃあ、そこのカフェでも入らない？」
「あ、わかりました」
素直だね。好きだよ。Aちゃん、君があのカフェによく行ってるの知ってるよ。いつもカプチーノを頼んでることもね...
＊カフェにて
ガヤガヤ
結「Aちゃん好きなの頼みなよ。僕の奢りだからさ」
「ありがとうございます！じゃあ、カプチーノで」
ほらね。君が好きなものは知ってるよ？
結「僕も同じのにしようかな」
────────────────
(少し飛ばしました)
「結さん、ごちそうさまでした」
結「いえいえ。気をつけて帰ってね、Aちゃん可愛いから」
「か、可愛くないですよ...//」
結「ふふ。バイバイ (ﾎﾞｿ)またね」
「はい！さようなら」
ちょっと僕のこと意識し始めたね。作戦成功。
...もう少しで 僕だけのものになるんだ。(ニヤ
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作者名：いちごッぴ | 作成日時：2016年12月18日 17時
