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5話・過去話3 ページ6
次の日
学校に行くと下駄箱の中に何か入っていた
小さい水色の封筒
触ると中に細長くて硬いものが入っている
ぶんぶんと降って中身を出してみると
白いヘアピンが2つ
誰だか予想がついた
封筒の中を覗くと1枚紙が入っているのが見えた
「つけとけ」
爆豪くんだ
見るのは初めてなのに一目で彼の字だとわかる
凄くドキドキする
こっそりトイレにいつてヘアピンをつける
目に一気に光が入って眩しかった
廊下に出ても…もう怖くない…
誰も私に怖い目を向けてない
今まで自意識過剰すぎたな…
クラスに入るとみんながこっちを見ていたけど特に気にならなかった
移動教室の時に廊下で爆豪くんとすれ違った
なんとなくニコッと笑いかけたが
ちらっとこっちを見ただけですぐにどっか行ってしまった
それから爆豪くんのことを目で追っていたり
移動教室の時爆豪くんの教室の前をわざわざ行ったりした
その事が初恋だと気づくまで
時間はかからなかった
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作者名：一宮リト | 作成日時：2019年10月20日 17時
