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ひととなり ページ22
天満の眠る地下牢獄は、紅の龍の街から遠く離れた場所にある。
なぜ地下牢獄には保管されていないのかというと、脱走を防ぐためでもある。
牢屋の鍵は頑丈に作られ、誰にも壊せない。
解除方法はひとつ、鍵を使うことである。
その鍵が囚人たちの近くにあれば、どうなるだろうか。一斉に鍵が解除されて皆が脱獄、という可能性もあるわけである。
だから地下牢獄の管轄地、紅の龍の街で保管しているのだ。
一体どこで保存しているのか？
それはこの街の領主と一部の重鎮だけが知る極秘の情報である。
どうして猿が鍵の在処を知っているのか？
その疑問はさておき、だ。
「お前は天満を解放して、どうするつもりだ……っ！？」
「そこまで教えることはねーだろう。そっちも情報を教えてくれたら変わるけどな」
「お前の今置かれてる立場を忘れるんじゃねーぞ。俺はあの時より格段に強くなって」
「あ？」
猿が不機嫌そうに首を傾げたのと、警察官の男がハッと声をあげるのは同時だった。
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根菜(プロフ) - 撫子ちゃん好きです(*´ω｀*)更新楽しみにしてます！ (2017年3月7日 6時) (
レス) id: 41b7ea134a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハジェンズ | 作者ホームページ：https://twitter.com/Rindolu888888
作成日時：2017年1月23日 17時
