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真っ青な空には、ギラギラと輝く金の太陽。
金の光が辺り一帯に照りつけ、すべての生物から潤いを奪ってゆく。
ここは、どこまでも続く灼熱の砂漠。
智が、眩しそうに目を細めた。
智「俺、海のほうが良かったなぁ〜・・・。
別に、湖でも川でもいいからさぁ〜〜・・・。
俺の属性にあんまり合わないんだよね、乾いたところ。」
面倒臭そうに、そして呑気に呟く。
そこに、すばやく和也のツッコミが入る。
和也「それは、ただ単にリーダーが釣りしたいだけでしょう？
自分の属性のせいにするんじゃないよ、オジサン。」
それに、と隣に居る青年をチラリと見やる。
和也「相葉さんのほうが、いろいろ大変なんですから。
砂漠じゃ、植物は根を張ることができないし。
・・・風の魔法、得意じゃないんだから。」
最後のほうが、少し嫌味に聞こえたのは俺だけ？
雅紀は、和也をジロリと睨む。
雅紀「風の魔法、大得意だし！
まぁ・・・風乗りは苦手だけど・・・・。
植物だって、あの子の水分を奪っちゃえば根を張る事が出来なくもないもん！」
風乗りできないんじゃ、得意とはいえないでしょ。
正直なところ本音はこちらだが、
今回は雅紀がキーマンなので、そこはあえて突っ込まない。
それが優しさってものですよね、俺超優しいじゃないですか。
自分の優しさに感動した和也。
それにしても、と呟いた。
和也「アイツ、めちゃくちゃデカくないですか？」
三人から１００メートルほど離れたところに、
巨大な水柱が立ち上る。
噴出した水はぷかぷかと空中に浮き、
何かの形へと変わってゆく。
智「ふぅん、面白そうだね・・・。
アイツの属性と俺の属性は同じ。
体がでかいだけの魔魚なんて、俺が握りつぶしてやる！」
そう、三人の目の前に現れたのは＿＿＿＿＿＿。
水の魔魚。
光を浴びてキラキラと輝く魔魚が、
泳ぐようにしてこちらに迫ってくる。
雅紀「ふふん、まずは俺が蔦(つた)であの子を拘束するから！
その後は・・・、リーダーとニノに任せる！！」
二人は、ニイッと笑ってみせる。
雅紀「我が名は相葉雅紀。
我は植物を統一し、・・。
・・・・・えぇい、アイツに巻きついちゃえ！！」
雅紀の瞳が澄んだ緑に変わる。
魔魚の体に、勢いよくアイビーの蔦が巻きついていった。
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こよみ - はい、これから登場していただきますよ♪青王子さま以上に、メイドちゃんを可愛がっていただくつもり・・・。足を運んでくださって、ありがとうございました！ (2013年6月1日 18時) (
レス) id: ba6326aca3 (このIDを非表示/違反報告)
あーりん - 赤王子は、でますよね？ (2013年5月31日 16時) (レス) id: 7e1aff82ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こよみ | 作成日時：2013年5月19日 19時
