1話 ページ3
アリスside
突如赤子として魔法世界に生まれ落ちてから早8年、妹が生まれて6年の時が経ち、分かんねぇながらなんだかんだ魔法世界を2人で満喫しているのだが…
2人して声を大にして言いたい事がある。
『家がクソ過ぎてガチ無理』
「ほんそれ〜」
そう…魔法の世界に知らんうちに転生したのは100万歩譲って良いとして(いやよくねぇけど)
生まれた家がクソクソのクソだと言うことに抗議を申したい
私が生まれた家はいわゆる貴族階級に値する家だ。しかも上位に値する。だと言うのに家の奴らが諸々近代稀に見るカスばかりなのだ
まず1人目のカス(父)
カス界トップ3入りしそうな程どこに出しても恥しか生まない立派なカスだ
私達を道具としか見ていないため、貴族の立場を守るため私達をとことん利用した
見世物の為にあちこちに無理矢理狩りに出されたり、血を残す為に所謂婚活パーティになんと7歳で連れ出された。因みに相手の年齢層は遥か上だった。(きしょい)
私達の身に何かしらの不都合が訪れた時は大体此奴が諸悪である
そして2人目のカス(母)
カス1(父)とはベクトルの違うこれまた救いようのないカスだ
こいつは不倫常習犯であり、隠す気も無いのだろう、見かける度に知らぬ奴と歩いている…こいつのどこにそんな魅力があるのか相手は私が見ただけでも軽く2桁はいる…
ここまではまだいい(良くねぇけど)
なんとこいつまさかのショタコンだった
これを知った時は妹と2人して自分達に流れるこいつの血液を入れ替えようと躍起になったものである
(ちゃんと入れ替えた)⇽
貴族の財力を使いスラム街から男の子を買ってきては自室で飼っている
シンプルにゴミ…はよくたばって欲しい
主に男の子達のためにも
こいつを生かし続けてるこの世界に反乱を起こしてぇ気持ちである
そして私は生まれながらに4本線を有しているが、こいつらを両親に持ってしまったのにまともに過ごせる訳もなく……
4本線であると発覚するや否や、魔法局に駆け込まれ、あれやこれやのうちに私に対する365日24時間の神覚者達による徹底した監視が決定してしまったのである
監視されてるのに何故あちこち駆り出されるのかって?
いい事を教えてあげよう
神覚者だってな…権力には弱いんだぜ……
そう…監視をしている神覚者が皆が皆まともという訳ではなく
当たり前だがクズの居るのである
そいつらが監視を担当している時に私達は狩り出されている
ほんとにまじでクソ
2話→←妹の設定「実験台に丁度よさそうだよね君…なってく?実験台」
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作者名:まゆ x他1人 | 作成日時:2024年3月20日 19時