〜destiny〜【Fuma.K】

１２ ページ12

〜



風磨「行くぞ。」



『どちらへ？』



風磨「来たら分かる。」






．






風磨「ここだ。」



ついて行った場所は、お洒落なレストランだった。



風磨「予約した。菊池です。」




スマートな対応だし、

菊池専務の行動が１つ１つ勉強になるよ。






風磨「今からはプライベートの時間だから、気楽にな。」


『気楽にって、無理ですよ。』


風磨「苦手な食べ物はある？無いなら任せてもらっていい？」


『はい。』





専務と一緒…緊張する…。




．




風磨「彼氏とは続いてるの？」


『えっ。覚えていたんですね…。
恥ずかしい。』



風磨「めっちゃのろけてたじゃん(笑)」



『あー///
忘れてください///』









風磨「…どうした？大人しいじゃん。体調悪い？」


『専務と食事って緊張します。大阪で会った時は、上司ではなかったし…。』



風磨「ハハハっ！仕事じゃない時は普通に接して欲しいんだけどな…。
社内恋愛の事はとやかく言うつもりはないし。
」


『彼の事は///。すみません。内緒で。(笑)』


風磨「…。やっと笑った。」


『笑顔ひきつっていませんか？(笑)』





仕事の時とのギャップの違いに、少しドキドキしてしまう。





私は緊張しつつ、専務の学生時代の話に大笑いしながら、
聞いていた。





風磨「仕事の話を少ししてもいいかな。

石原は感性が面白いんだよね。だから今回はアシスタントに付いてもらった。
キッズルームは女性に任せたいと思っていて、
石原が以前担当をした資料を見て、
俺には無い感性があったから、お願いした。」



『そうだったんですね。嬉しいです。』





嬉しい評価で笑みがこぼれた。






．

１３→←１１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す