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数分。
いや、数十分。
どれくらいかわからないけど、車内からセラさんを眺めてると、何かを諦めたように肩を落として帰って行った。
それと鉢合わせないように地下駐車場に入って、玄関を開けると、長い廊下の奥から料理のいい匂い。
彼女が帰ってると思うと、そーっと。
物音を立てないように部屋まで入って行って、ダイニングに続く扉を開けた。
A「あれ？すんひょん。おかえりなさい。早かったね。」
タプ「ただいま。Aこそ早いな。月末に向けて忙しいはずだろ？」
ダイニングからキッチンに入っていく彼女を自然に追いかけて、腰に巻きつく。
A「そうなの。だから持って帰って来ちゃった。笑」
だって早く帰りたかったんだもんって可愛く言いながら、彼女のお腹の前で組んでる俺の手に自分の手を重ねる。
その仕草や甘えるのが最高に可愛くて、彼女の首元に顎を乗せて質問。
タプ「何かあったのか？」
A「実はね。今日会長に呼ばれたの。」
タプ「え？何で？」
A「いい報告と、悪い報告。どっちから聞きたい？」
“悪い報告”と言うAの表情が、あまり悪くなさそうで
「いい報告から」って答えた。
A「正式採用になったよ。」
タプ「マジで！？それはお祝いだな！おめでとう！」
A「ふふふ。ありがとう。」
…となると。
悪い報告ってのは…？
最悪の事態を考えて、心拍数を上げながら尋ねた。
タプ「あと…悪い報告は…？」
A「実はね…
今度のドームツアーの同行スタッフにも選ばれたの。準備をやらせてもらってたから当然かもしれないけど。」
タプ「え？それの？どこが？悪い報告…？最高じゃん！一緒に日本に行けるんだな！」
強引にこっちを振り向かせて、ぎゅーっと抱きしめた。
A「四六時中すんひょんを監視できるってことだよ？笑」
そう言ってニヤッと笑ったAは妖艶で。
そんなの。
嬉しいだけだろ。
彼女にだったら、俺のプライベートを全部やっても惜しくない。
タプ「それって四六時中俺のことを考えて見ててくれるってこと？笑」
今度は俺がしたり顔。
俺の首に腕を回したAが“そうだよ”ってつぶやく時。
俺の唇を見つめて、唇を寄せてくるのが堪らない。
離れるなんて、ますます考えられない。
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めい(プロフ) - みぃさん» みぃさん、初めまして。最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。ご完読ありがとうございます。引き続き作品を作っていきたいと思ってますので、よければぜひお付き合いください。 (2016年12月26日 16時) (
レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして。たぷさん素敵でしたぁ。いつもいつも楽しみに読んでます。続編も楽しみにしていますのでよろしくお願いします (2016年12月26日 15時) (レス) id: 909b2206f8 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - まいこさん» まいこさん、こんにちは。今回はいわゆるTOPらしいTOPさんを描かせていただきました。続編や別のお話での構想も練っていますので、よかったらそちらの公開もお待ちいただけると嬉しいです。長いお話にお付き合い頂き、ありがとうございました。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - たかさん» たかさん、こんにちは。ご完読ありがとうございました。たかさんを少しでも幸せな気持ちにできたのなら本望です！続編も少し考えているので、大体の構想が出来上がったら公開しますね！その際はまたぜひお会いしましょう。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - お疲れさまでしたー！タプさん、最高に素敵な男ですね。私もバラの花を貰いたい(´Д` )結婚してからの生活、パパタプさんが見たいです！続編待ってます！ (2016年12月26日 12時) (レス) id: baec6281f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2016年10月26日 8時
