YOU ページ25
ジヨン「座って。」
そう言ってあたしの腕を掴んだジヨンくん。
何？
何が起きてる？
一瞬個室の空気が冷たくなるのを感じて。
真剣な目をしたジヨンくんは、今度は「ちゃんと隣にいてくれないと」ってそっと腕を引いて、優しく微笑んであたしを見てる。
もとい、見つめてる。
ヨンベ「ジヨン？笑」
何考えてんの？って顔で苦笑いのヨンベくんがジヨンくんの後ろにいて、あたしの視界の端に見切れてる。
あたしはと言うと、ジヨンくんがあんまり優しく微笑むから視線を外せなくて。
見つめ合うってゆー異常な事態。
強い視線を感じて、何とかジヨンくんから目線を外してふと見ると、すんひょんがじっとあたし達を見てる。
その瞳からは怒りも悲しみも、何の感情も読み取れなくて。
あたしは戸惑うしかできない。
彼の隣でめげずに寄り添うセラちゃんは涼しい顔して。
何これ。
帰りたい。
彼に寄り添う彼女から目をそらして。
A「明日のフライトも早いですから、そろそろお開きにしますか？ジヨンさんもお酒が進んでるように見えますし。」
そうジヨンくんに笑いかけるのが精一杯だった。
困ったように笑ったジヨンくんは、
一度あたしから目をそらして空いてる手で頭を掻いた後、
掴んだあたしの手を離さずに「そうしよっか」って立ち上がったから、突然の事にされるがままに手を引かれるしかなかった。
ジヨン「会長、お先に失礼します。」
そう言って会長に頭を下げたジヨンくんはあたしの手を引いて個室から出た。
すんひょんはそれをただ呆然と見てるだけ。
視界の端に彼を捉えながら慌てて会長に頭を下げた。
A「あ、あのっ…！」
ジヨン「あーあ。」
大きめのため息と一緒に、不満そうに声を漏らしたジヨンくん。
A「あの…ジ…」
ジヨン「A。」
A「え？あ、はい。」
何となく真剣な空気を察して思わず敬語になる。
ジヨン「俺に守らせてよ。」
そのセリフ。
聞き覚えがある。
忘れてなんかいない。
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めい(プロフ) - みぃさん» みぃさん、初めまして。最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。ご完読ありがとうございます。引き続き作品を作っていきたいと思ってますので、よければぜひお付き合いください。 (2016年12月26日 16時) (
レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして。たぷさん素敵でしたぁ。いつもいつも楽しみに読んでます。続編も楽しみにしていますのでよろしくお願いします (2016年12月26日 15時) (レス) id: 909b2206f8 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - まいこさん» まいこさん、こんにちは。今回はいわゆるTOPらしいTOPさんを描かせていただきました。続編や別のお話での構想も練っていますので、よかったらそちらの公開もお待ちいただけると嬉しいです。長いお話にお付き合い頂き、ありがとうございました。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - たかさん» たかさん、こんにちは。ご完読ありがとうございました。たかさんを少しでも幸せな気持ちにできたのなら本望です！続編も少し考えているので、大体の構想が出来上がったら公開しますね！その際はまたぜひお会いしましょう。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - お疲れさまでしたー！タプさん、最高に素敵な男ですね。私もバラの花を貰いたい(´Д` )結婚してからの生活、パパタプさんが見たいです！続編待ってます！ (2016年12月26日 12時) (レス) id: baec6281f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2016年10月26日 8時
