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出待ちを終えて一先ずホテルに戻る。
準備をしたら地下駐車場までストレートにエレベーターで降りて行って。
真っ黒のスモークがかかったバンに乗り込んで全員で打ち上げへ。
まだ片付けなんかをしてるスタッフは後から合流するらしい。
アーティストを待たせるなんてひどいスタッフ達だ。
なんて。
家族みたいに仲が良いからできること。
それに俺らのためにやってくれてるってわかってるから。
まあ宴は勝手に始めちゃうんだけど。
通訳チームが予約してくれてる店に裏口から案内されて。
扉を開けて感じた違和感。
多分原因はこれ。
当たり前みたいな顔して、会長から１つ空けた席に座ってるセラさん。
ここで何してる？
何で日本にいるんだよ。
何で。
平然とそこに座ってるんだ。
人形みたいな顔がにっこりと笑って近づいてくる。
セラ「皆さん！お疲れ様です。こちらにどうぞ。」
メンバーは誰？って顔で見てる。
でも俺は知ってるんだ。
あんたの耳に揺れる星型のピアスを。
セラ「あ！申し遅れました。来年の新卒で入社する予定のハン・セラと言います。企画部で今回の皆さんのツアーグッズを担当してます！」
呑気なスンリは「よろしくー！」ってすぐに打ち解けてる。
ヤン「わざわざチケットを取って自力で見に来たらしい。挨拶までしに来てくれたよ。」
ああ、だからか。
そんな澄ました顔でそこに座ってるのは。
Aを怖がらせてる犯人だとわかってるのに何も言えない俺は、わかりやすく不機嫌に下座に座った。
なのに会長に「お前はこっちだろ。」って会長の隣を視線で促されたから移動したのに。
隣にニコニコと笑いながら座るセラさん。
これも計算のうちか？
ヨンベ「ライブどーだった？」
セラ「みなさんすーっごくかっこよかったです！2日間じゃ足りないくらい！」
テソン「昨日も見たんですか？」
セラ「はい！昨日の朝一で来ました！明日の朝の便で帰って、大学に卒論書きに行きます。」
全ての言葉の締めくくりに、俺に視線を寄越してくる彼女。
バレてないと思ってるのか。
目が合うと、恥ずかしそうに耳に髪をかける。
Aが来たらどんな顔をするだろう。
それだけが今の気がかり。
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めい(プロフ) - みぃさん» みぃさん、初めまして。最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。ご完読ありがとうございます。引き続き作品を作っていきたいと思ってますので、よければぜひお付き合いください。 (2016年12月26日 16時) (
レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして。たぷさん素敵でしたぁ。いつもいつも楽しみに読んでます。続編も楽しみにしていますのでよろしくお願いします (2016年12月26日 15時) (レス) id: 909b2206f8 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - まいこさん» まいこさん、こんにちは。今回はいわゆるTOPらしいTOPさんを描かせていただきました。続編や別のお話での構想も練っていますので、よかったらそちらの公開もお待ちいただけると嬉しいです。長いお話にお付き合い頂き、ありがとうございました。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - たかさん» たかさん、こんにちは。ご完読ありがとうございました。たかさんを少しでも幸せな気持ちにできたのなら本望です！続編も少し考えているので、大体の構想が出来上がったら公開しますね！その際はまたぜひお会いしましょう。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - お疲れさまでしたー！タプさん、最高に素敵な男ですね。私もバラの花を貰いたい(´Д` )結婚してからの生活、パパタプさんが見たいです！続編待ってます！ (2016年12月26日 12時) (レス) id: baec6281f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2016年10月26日 8時
