YOU ページ2
自分の目が信じられない。
確かに彼女はすんひょんのファンだけど。
サセンてほどじゃないと思ってたの。
だけどあのピアスは見間違えない。
タプ「明日会長に話すしかないな。」
待って。
そう言いたいけど、最悪の事態を考えたらあたしが口出しできる問題じゃないことくらいわかってる。
だけど、待って。
証拠がないの。
心証はあっても、物証がないと会社が不利益を被る可能性だってある。
それに。
あんなに懐いて明るくて可愛い子、疑いたくない。
これが1番の理由。
ガラステーブルの上で突然鳴り出した携帯にビクッとした。
“サラ”
サラ？
A「もしもし？サラ。久しぶりだね。」
サラ “ねーA、会社にここの住所出してる？”
確か履歴書を出した時点ではここの住所を書いたはず。
A「出してると思う。」
サラ “気をつけた方がいいかも。”
A「どういうこと？」
サラ “さっきね、Aの同僚って名乗る子が訪ねてきたよ。忘れ物してたから住所録を見てきたって。”
忘れ物も何も、今日は試用期間にもらえる最後の休み。
月末には、正式採用されるかが決まる。
忘れ物なんてあったら一巻の終わりだし。
そもそも同じ部署の人なら、それに気づいた時点で電話をくれるはず。
あたしが取りに行く事はあっても、届けてくれるなんて。
そんな学生みたいなこと、文明の利器が発達した今時あり得ない。
A「サラ、どんな子だったか覚えてる？」
サラ “覚えてるよ。ついさっきだもん。”
その後に続くサラが話す特徴は、
服装や髪型まで、まさに今目の前の小さな画面に映り込んでる彼女と一致した。
サラ “余計な事言っちゃったかな？引っ越したなんて。”
A「大丈夫だよ。わざわざありがとう。」
電話を切って、「何だって？」って質問する彼を見つめた。
A「すんひょん。」
タプ「ん？」
優しく聞き返す彼に無理なお願い。
A「まだ会長には話さないで欲しいの。やっぱり証拠が必要だから。」
タプ「何言ってんだよ。証拠ならこの動画だろ？」
そうなんだけど。
そうなんだけど。
ねえやっぱり。
あたしは信じたい。
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めい(プロフ) - みぃさん» みぃさん、初めまして。最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。ご完読ありがとうございます。引き続き作品を作っていきたいと思ってますので、よければぜひお付き合いください。 (2016年12月26日 16時) (
レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして。たぷさん素敵でしたぁ。いつもいつも楽しみに読んでます。続編も楽しみにしていますのでよろしくお願いします (2016年12月26日 15時) (レス) id: 909b2206f8 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - まいこさん» まいこさん、こんにちは。今回はいわゆるTOPらしいTOPさんを描かせていただきました。続編や別のお話での構想も練っていますので、よかったらそちらの公開もお待ちいただけると嬉しいです。長いお話にお付き合い頂き、ありがとうございました。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - たかさん» たかさん、こんにちは。ご完読ありがとうございました。たかさんを少しでも幸せな気持ちにできたのなら本望です！続編も少し考えているので、大体の構想が出来上がったら公開しますね！その際はまたぜひお会いしましょう。 (2016年12月26日 13時) (レス) id: 362d41b39c (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - お疲れさまでしたー！タプさん、最高に素敵な男ですね。私もバラの花を貰いたい(´Д` )結婚してからの生活、パパタプさんが見たいです！続編待ってます！ (2016年12月26日 12時) (レス) id: baec6281f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2016年10月26日 8時
