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涼介との二段ベットの下の段でよだれを垂らして寝ているらしい我が家のちびっこ怪獣、末っ子裕翔。
どんなにかわいい顔をして寝ているのか一度見てみたいものだ。
「裕翔?おはよう朝だよ」
「.......」
「学校だよ?行かない?」
「....いく」
「じゃあ起きようよ、父ちゃんに抱っこしてもらう?」
「......うん」
「はいよ、兄ちゃんに呼んでもらおうね」
俺は廊下に出て階段を探した。
我が家の階段はドアの向こうにある。
俺が落ちないようにってこの家を設計してくれた友達がつけてくれた。
なんだっけユニークナバーサンデザート?みたいな名前のやつを意識したって言ってた。
階段と点字で書いてあるドアを見つけると、そこで立ち止まって涼介を呼ぶ。
「涼介ー!宏太呼んでー!あと階段降りたいから手伝ってー!」
「はーい」
さてと家族全員起きたし、俺は涼介王子が迎えにくるまで待ってるかな。
そんなことを思いながらそっとドアを閉めた。
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作者名:ハル | 作成日時:2023年10月28日 19時