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_再び室内へ

「じゃ今日はひとまず解散ということで」

言い終わったマッシュの足に砂が当たる。
しかも少しではなく、塊が。

「何だこれ?何なんですか一体全体」

マッシュが疑問を声に出す。

「何解決したみたいになってるんですか」

それに反応するようにメガネをかけた二本線の男性が声を上げる。

「神覚者様なぜここに!?」
「ダリーことにウォールバーグさんに呼ばれたんですわ」

そう答えたのは、不死の神杖(イモータルケイン)を使う、魔法墓地管理のレナトス・リボル。

その他にも、声こそ出していないが、
氷の神杖(アイスケイン)を使う、魔法研究管理のツララ・ヘイルストーン。
炎の神杖(フレイムケイン)を使う、魔法人材管理の カルド・ゲヘナ。
竜の神杖(ドラゴンケイン)を使う、魔法動物管理のアギト・タイロン。
知の神杖(ノレッジケイン)を使う、魔法禁書管理のソフィナ・ブリビア。
砂の神杖(デザトケイン)を使う、魔法魔力管理のオーター・マドル。

レインとAを除く神覚者が揃っていた。

「魔法不全であることを隠しイーストン校に通うなど…死をもって償ってもらいましょう。これは神覚者全員の総意だと思ってもらって構いません」

冷たく言い放つオーター。

『ガーン』という効果音がつくくらい、マッシュはショックを受けている。

「その意見は許サレナイ」

狂ったような男の声。

「我々はイノセントゼロ。ソノ少年はワタシタチのものだ。手ヲ出スナ。私達は本気だ。その証拠にこの人間に寄生魔法虫を埋め込んだ」
「寄生魔法虫!?」
「え…誰?急に」

寄生魔法虫。人の魔力を吸い人間を触媒として羽化する特定危険魔法生物。
宿主から離そうとした者にも反応し次の寄生先とする。

「これは我々から貴様らへの意思表明でもある」
「つまり我々魔法局への宣戦布告…長きに渡る戦いに決着をつけようと…上等だ。寄生魔法虫はオレが取ろう」

ライオが言った直後、マッシュは寄生魔法虫を引き抜いていた。

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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萩野千紗 | 作者ホームページ:無い  
作成日時:2024年3月18日 22時

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