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「バブーーーッ (ヤベェェエエエ)」
「バブバブバブ (静かにしろ)」
「バフバブバブ (何言ってるか分かんねぇ!)」
「(こいつがオレにキレてることは分かる)バブバフバブ (静かにしろ)」
「危ないですよーっ」

Aが2人を抱きかかえて魔人たちの攻撃を避けた。

「…?いない」

Aの腕から2人が消え、Aが後ろを見ると、2人がガラガラに向かっているところだった。

「だーもー…離れないでくださいよ!?」

Aがもう一度抱きかかえる。

「(くそ…おもちゃに体が無意識に反応しやがる)」
「(フン…自分を律しきれないなどまだまだだな、オレも)」
「フフフ、その格好になった時点でアナタたちの負けは確定しました。もちろん神覚者のあなたもです。通常の10分の1の魔力も出せないし赤ん坊を抱きながらだとマトモに攻撃も出来ないでしょう!?ああ、本当に力なきものを一方的にいたぶるのは楽しいですね。私が傷を負う心配もなくただただ一方的に」
「(ヤベェ…このままじゃマジで)」
「性格悪…」
「いきなさい」
「出力最低限ならイケる…。ブレイズ」
「バブブ」
「ランスくん、重力使いでしたよね?私は魔人どもを相手するので、あの男をやってください」

ランスは首を縦に振り、杖を構えた。

「バブバブ (セクション・グラビオル)」
「(どういうことだ…赤ん坊になってもこの強さ…ありえない)」

ランスは出力範囲を絞った状態で相手を圧倒した。

「(すごい。力を制限されているにも関わらずに魔法の範囲をしぼることで補った。アイツの魔法が強力な分、本体はザコだったとはいえ、この圧倒ぶり…これが学年トップ…天才ランス・クラウン)」
「バブバフババ (たしかに一方的にだったな外道が)」
「(何言ってるのか全然分かんねぇけど)」
「(この世界には年齢の壁も凌駕する人間が稀に存在する…さすがイーストンだ)」
「(二本線の一年生…。これからの成長が楽しみだ…)なっ」
「まだ敵はいる。気を抜くな」
「わーってるわ」

Aが抱いていたときに戻ったため、Aの上に乗る状態になっている。

「いい心がけですね。それじゃあまず最初に私の上からどいてもらいましょうか」
「すいませぇんっ!!」
「カルドさん戻りました」
「おかえり」
「…ほんとにまだ出てきますね。キリがない」
「僕たちの魔力を枯渇させるのが目的でしょうね」
「性格悪いですね…っと」

カルドさんみたい、と言うのをAは魔法を放つことで抑えた。

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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萩野千紗 | 作者ホームページ:無い  
作成日時:2024年3月18日 22時

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