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「あのマカロンが相手では…キノコ頭くんも先に進むことは難しそうですね。ねぇ?ウォールバーグさん、A?」
「そうですね…ただでさえ魔法の使えないマッシュくんが…進むのはかなり難しいでしょう」
「去年レインとAが2年生にして神覚者になれたのもマカロンが試験に参加していなかったことがだいぶ効いています」
「うーん…確かにそうですね。マーガレットさんが参加していたら神覚者にはなれていないですね。断言します」
「僕は人材管理局局長として毎年神覚者候補を審査しています。その僕から見てもこの学校で最も神覚者に近いのはマーガレット・マカロンかと…」
「ふむ…確かに…」
「異論はないです」
「フフッ…」

カルドが笑みを零す。

「…?今の会話、笑うところありました?」
「すみません、つい…。普通に考えた場合であれば…と言いたいのでしょう?随分肩入れしますね…彼の何がそこまで魅力に映るのか僕にはさっぱり…。(マカロンには神覚者の資格がある。だが、キノコ頭くんにそれだけの力があるとは…それほど今回は圧倒的な差だ)」

カルドがどこかへ歩き出す。

「カルドさん、どちらへ?」
「少し彼に興味が湧きましてね。一緒に行きますか?君の弟くんもいるでしょうし」
「…フィン…?会いに行っていいのですか?危険が及ばないですか?大丈夫なのですか?」
「どうしますか?これくらいでは危険は及ばないと思いますが?」
「ならご一緒させていただきます」

一緒に行くことを選択したようだ。

「僕じゃお相手ダメですか〜♫」
「ダメで〜〜す♫」
「そこはどうにか〜♫」
「致しませ〜〜ん♫」
「うわああああああフラれたああああああ!!!」

目覚ましの音とドットの発狂が鳴り響く。

「もうこんな時間か…プロティン飲まなきゃ」
「(みんなマイペースすぎる…)」
「筋肉に栄養を与える。それも立派なトレーニングなんです」

マッシュはプロティンを飲み、胸を張って言った。

「感心だな。殊勝な心がけだ。僕も見習いたいね」

声が聞こえ、マッシュたちが声の方を見ると足を組んで机に座っているカルドと、隣に立ってスーツの袖を握っているAが。

「姉さま…。いつの間に」

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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萩野千紗 | 作者ホームページ:無い  
作成日時:2024年3月18日 22時

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