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2人のまとう雰囲気が変わる。

「(雰囲気が…変わった!?)」
「もしマーガレットと戦えば、レイン様とA様といえど、ただでは済まないかと…」
「フォフォフォ、レイン君もA君もあれでいて世話焼きじゃからのう」

カイセの心配の声にウォールバーグはさも愉快そうに返す。

「時にカイセくん、このアザのことを君は知っておるかね?」

そう言ってウォールバーグは自身のアザを指さす。

「絶対魔力量と比例して本数が増えるってやつですよね?」
「そうじゃ。イーストン魔法学校には当然2本線の者は多く在籍した。しかし3本線となると極端に少なくなる。2本線を魔法に選ばれた才能とするならば…3本線は神に選ばれた才能。その3本線を史上最年少にして取得したのがレイン・エイムズとA・エイムズという兄妹じゃ」

レインは左目の線の横、Aは右目の線の横にもう一本アザが入る。

「この世界の認識を変える…その後輩の無謀な覚悟をオレらは見届けるだけだ」
「先輩として、神覚者として」
「(3本線…神に選ばれた才能…同年代でその領域に達している者が2人もいたなんて…。アタシはなんて恵まれているの)」
「オーター・マドルに言われたのか?学内事に関心を持たないお前がわざわざ…オーター・マドルの仕業としか思えん。お前が狙っているマッシュ・バーンデッドは魔法が使えない。この世界で魔法を使えないことは人権がないも同然。普通の人間なら絶望するだろう」
「魔法を使える者をうらやみ、生まれたことを後悔し、この世界を恨んでも仕方がない。だがマッシュ・バーンデッドくんは違うんですよ」
「「奴は抗ってる。自分の運命に。お前らのような汚ぇ連中には分からねぇだろうがな」」

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ろぉぜさん@リアル多忙につき低浮上(プロフ) - 続編、楽しみに待ってます!! (5月7日 17時) (レス) @page50 id: 322d14085a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萩野千紗 | 作者ホームページ:無い  
作成日時:2024年3月18日 22時

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