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イーストン魔法学校
魔法界の中枢を担う数々のエリートを送り出してきた由緒正しき名門校
そんな学校の編入試験はもちろん難関
普通に入学するだけでも狭き門なのだから、編入となると難易度は格段と上がる
『このウルフとハーブのクッキーうま』
先日、買ったクッキーを食べながら控え室でペラペラと今回の段取りが書いた紙に目を通す
目の前には、コーヒーが置かれてる訳だけどあいにく私コーヒー飲めないんだよ
紅茶とかないのかね？
ハーブティーとかさ！
それにしても、今回の試験官誰なんだろう
入学試験もそうだけど、試験官の先生って結構大事なんだよな
そんなことを思いながら、そっと向かいの塔の窓に目を向ければそこにはわかめみたいな髪の毛をした奴がニヤニヤと受験生たちを見ていた
うわ、あの先生なんだっけ
何とかボッチだったかハッチだったか…
私、あの人好きじゃないんだよ
何か生徒を凄い見下してる感半端ないっていうかさ、自分凄いでしょ？って凄いって言えよ！みたいな感じがするんだよ
なんだっけ
次にクビになりそうな魔法使い7位だったけ？
あんまり関わらないでおこう。なんて思いながら、受験生たちに目を向ける
あそこにいるのは、名門貴族の長男に魔法局事務次官の息子
んであっちにいるのは、両親がイーストン魔法学校の卒業生…と
ふむ
中々の有名どころが集まってますな
あ、全部資料に書いてあったことだけど
私、そんなすごい能力とかもってないんで
でも、まぁ、みんな意識高いねぇ…
杖の手入れに魔法書のチェックですか
私なんて試験の日、大寝坊して前髪を真っ直ぐにすることだけに命かけてたからなぁ…
懐かしい…なんて思っていた時
ふと、遠くの方からガシャガシャと何かを上げ下げするような音と誰かの鼻声らしき声が聞こえてきた
『ぇ、なに…？』
さーっと受験生たちを上から見渡してみるも、魔法書を見ていたり筋トレしていたり目を瞑ってイメージトレーニングをしていたりと特に変な動きをしている奴はいなかった
いや、訂正
『は？筋トレ？』
え、何で試験会場で筋トレしている奴いるわけ？
さっきは、さーっと見逃しちゃったけど明らかに変だよね！？
華麗なる2度見しちゃったじゃん！
え、見間違え？？
だってここは、魔法学校で…
目をこすってもう一度見れば、今度は空気椅子をしがら筋トレの本を読んでいた
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デンプン。(プロフ) - 睡眠不足さん» 睡眠不足様 コメントありがとうございます！ 更新頑張りますね！ (3月23日 17時) (
レス) id: 3b740f393c (このIDを非表示/違反報告)
睡眠不足 - 続き待ってます！ (3月23日 15時) (レス) @page10 id: 6f6c8bad7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デンプン。
| 作成日時：2024年3月18日 15時
