『神覚者である彼女は、魔法界一の変人と言われている』【MASHLE】 (ページ28)

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駆け足で家庭科室へ向かうと中からいい匂いがした

ん？

先客か？

いや、でも、家庭科室使う人なんて限られてるくない？

そう思ってこっそり覗くと、シュークリームを頬張ってるキノコ頭見えた

『ん？あ！マッシュくんだ！』

「…ぁ…A…」

誰かと思いきや、そこにいたのはマッシュくんだった

ん？

何してるの？？

目の前には、鉄板にのっているシュークリームがこちらを見ていた

ん？

なんでシュークリームが目の前にあるの？

「Aも食べる？」

『ぇ、ぁ、じゃあ、貰おうかな』

聞くところによると、どうやらシュークリームを自分で作って食べていたそうだ。

え、これマッシュくんが作ったの！？

美味しすぎるでしょ！

なんて思いながら、ここ数日あった出来事をきく

『へー、友達できたんだ』

「うん
凄く良い人と友達になれたんだ」

まぁ、上手くやってるならいっか

「そういえば、A は神覚者なんだよね？」

『ん？うん、一応ね』

「神覚者になるには、どうしたらいいの？」

どうしたらいい？？

そんなこと考えることでもないでしょ！

『適当にパーってやってたらなれるよ！』

「適当に…」

『うん！』

頭にハテナが浮かんでいたけど、多分、気の所為！！

てか、神覚者なんてなるもんじゃないよ！

私の場合、校長に騙された形で選抜試験出たわけだけどさ、まじで後悔してる！！！

魔法局では、雑に使われるし何か激務だし

その上、あくまで身分は学生だからとるべきものはきちんととらなきゃいけないし。

ちょっとめんどくさいというか、しんどいというかなんというか。

まぁ、なりたい人の前で言うことじゃないと思うけどなっていい事はないよねって話

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