『神覚者である彼女は、魔法界一の変人と言われている』【MASHLE】 (ページ27)

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ある程度、レポートを書き終わったところで再び彼の方を見れば、1人の少年と向き合っていた

いや、正確には2人だけど見るからにもう1人は下を向いてるから話すような雰囲気ではなそうだ

あのマッシュくんの前にいる胡散臭い笑顔を張りつけたような顔の子

どっかで見た事あるぞ…？

あ、あれだ

ロール･キャベツとかいう変な名前のやつ

1個下だったけど、同じ内部進学生として少し問題になってた子だ

確か彼のお父さんが魔法局の高官だったかなんかで逆らうと退学

しかも教頭とも仲が良くて少しでも気に入らなかったら嫌がらせされたり自主退学まで追い詰められるとか。

そんな親の力借りてできた友達と一緒にいて楽しいのかねぇ…

まぁ、でも、嫌がらせを避けたい奴らからしたら、その子の言うことを聞くざるを得ないのかもね。

ほんと

めんどくさい世の中だ

『さて、帰るとするか
あ、そうだ！
今日は久しぶりに手作りクッキーでも作るとしよう！』

無事に今日の授業も終わり、教室から出ていくクラスメイトを見つめながらそんなことを思いつく

やっぱり自分で作る方が美味しいんだよ

何物もね。

思い立ったらすぐ行動！

これ、凄く重要！

ってことで、いそいそと教科書やらノートやらを鞄に詰め込んで教室を出る

材料とか特にないけど、家庭科室にいったらあるでしょう！！

恐らく！

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