『いや、何で俺らがこんな状態に！？』《原神、○魂、HQ》《トリップ（？）》 (ページ2)

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2 ：出会いページ2

山崎 side

鳥のさえずり、風で揺れ動いている草の音、魚が動き聞こえる川の音、まるで草原に居るような……。

ん？草原？？

身体を起こし辺りを見渡す、川に草に目の前には大きい像…………

『いや、ここ何処っ！！！？』

するとうわっ、と驚かせてしまったような声がした。声のした方を見てみると俺よりも少し背が高い七三分けの子がいた、服装からして高校生だろう。ある意味俺も3○で学生やってた事あるから実質同い年！！(？)

じゃないや…江戸でこんな場所見た事ない。状況整理も兼ねて話を聞いてみないと。

『ええっと、此処って何処か分かったりする？俺部屋で寝ていたはずなのに気付けばこんな草原に居るんだけど…
あ、俺は山崎退。君より背が低いからあれだけど一応成人しているしお巡りさんもやってるよ〜』((ふふん

すると安堵の表情を浮かべながら胸を撫で下ろしいきなり頭を下げられた。

？『良かった…！その感じ俺と同じ日本人ですよね！あっ、縁下力です。高校2年生で、バレーしてます…。俺も大体同じ感じで…山崎さんより先に目が覚めて辺りを見てきたんですけど、此処俺らが知ってる場所とは違うみたいで…海外ーとかそういうのじゃなくてまるでゲームの世界、みたいな。』

縁下くんから解読不可な言葉を話す二足歩行の何か、大きな像を囲っている川にスライムが居ること、近くの木から木の実を拾ってきたことなど説明を受けた。

？？？完全ゲームじゃないそれ？解読不可な何かは見ていないから分からない、でと近くの川の上で動いているスライムを見たらどう見てもドラ○エ風のスライム…。

夢かと思い頬を抓るも普通に痛い、夢じゃないなこれ。まあ万事屋の旦那から何だかんだ無人島で彷徨った話聞いてたしそういうイメージでいいよな、うん。

『成程ね。取り敢えず……あのスライムから逃げよっか！！！！』

流石に刀もない状態で相手にすんのは無理！！！！

縁『えﾞ、なんで敵対してんの！？ちょ、誰か……！』

「＿＿風刃っ！」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

諦めたように目を閉じていると声が聞こえた。初めてこの場所で聞いた山崎さん以外の人の声。恐る恐る目を開けばスライムが風で吹っ飛ばされていた。

気付けばスライムはあっという間に倒されていた、凄い…これがこの世界の当たり前なのかな、俺もあんな風になってみたい…！

「おいっ！そこの2人〜！大丈夫だったか〜！」