10_電話 ページ11
prurururu…pruru…
鈴堂家の誕生日パーティーに聞き慣れた電子音が響いた。
『『??』』
結構遅いから友達…は、ないかな。
学校…は、心当たりないし。(にいちゃんはどうか知らんけど)
母)「もしもし?」
?)「ーーーーーーーーーーーーーーー」
母)「!! そうですそうです!」
『???』
え、何?誰からなんだろ。妙に母さんが興奮してる…
ま、真逆…
母)「はい!では、今週の土曜向かわせます!
…はい。はい!ありがとうございましたぁ〜!」
颯)「え、なに、今の「ありがとうございましたぁ〜♪」って。
気持ち悪っ。」
珍しくにいちゃんと同意見だわ
母)「うーん、はやてくんは今日も辛辣だね。
誕生日なんだから優しくしてくれても良いのに!」
颯)「いや、今日俺の誕生日だし。で、誰だったの?」
貴)「いや、〈俺〉じゃなくて〈俺たち〉だし。んで、誰だったの?」
母)「な・ん・とぉ〜
ジャニーズからでした!!」
貴&颯)「ジャニーズ?!」
颯)「うっそ、あの、小3の?!プリン?!」
貴)「まじで?!自然消滅系だと思ってた!」
母)「と、言うことで〜、A!土曜日の夜よろしくね〜」
貴)「はい?私じゃなくて!にいちゃんでしょ?!」
颯)「いやだわ、ジャニーズだなんて。」
こんな時だけお上品な言葉使ってどうすんだよ!貴婦人か!
母&颯)「君ならいける!頑張って!!」
ここで私は気づいた。
この家には悪魔が2人いたことを。
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作者名:いちご | 作成日時:2017年9月20日 20時