惚れ薬を飲ませたいレオナさん。【レオナ・キングスカラー】 (ページ2)

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惚れ薬ページ2

「っと、これでいいか…」

「ちょっとアンタ」

「あ？」

昼下がりの実験室

三年生は魔法薬学の実践テストを行なっていた
レオナ・キングスカラーはヴィル・シェーンハイトとペアを(不本意ながら)組んで、薬を作っていた

「それ、別の薬でしょう？お題と全然作り方が違うじゃない」

「…それなら、もう出来た」

「…あら、本当」

できたから、と引くヴィルではない

ペアなんだから、片方が怪しい薬を作って減点されるのはたまったものじゃない

恐る恐る近づき、レオナの手元を見る

そこには、怪しげに光る紫色の神秘的な薬が出来ていた
俗に言う…

「…惚れ薬じゃない、こんなもの、何処で使うのよ…」

「…暇つぶしにな、もういいだろ。さっさと行け」

「だから…！」

ペアテストだって言ってんでしょ！！

という、ヴィルの怒号が実験室に響いたのは言うまでもない