十三 ページ15
「学園長先生！今まで天女によってこの忍術学園がどんな目にあってきたかご存知でしょう⁉なのになぜ！」
「我々は断固反対しますっ」
ぎゃあぎゃあと口論が目の前で繰り広げられてるのを、私はただ見守ることしか出来なかった。
なんか水色の頭巾をかぶった白犬はビクビクしてて可愛かった。
「えぇーい！静まるのじゃ‼」
しんっ…
鶴の一声とでも言うべきか、学園長先生の一声であんなにうるさかった庵の中が静まり返った。
そうして重々しく口を開き、私たちに語りかけた。
「儂はこれで最後にしようと思っとる。天女たちによってこの学園がどうなって来たか、どんなに生徒たちが苦しんだか。
しかし、わしはこの若草りりこは違う気がするのじゃ。若草りりこなら、天女とは違う。若草りりこなら、この学園を元に戻してくれる。
そう信じとるのじゃ」
それは紛れもないほどの本心であり、また願いであったと思えた。
私はそんな大層な人間じゃないのに。そんなことを言わないでほしい。
頼むから。
私はここにいてはいけないと思うんだよねぇ。ねぇ。
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まる(プロフ) - いおらんさん» ありがとうございます！コメントとても嬉しくて励みになります！ (2019年8月2日 19時) (
レス) id: 3f7caaff83 (このIDを非表示/違反報告)
いおらん(プロフ) - とても話が好みで楽しく読ませてもらってます(^^)更新頑張ってください！ (2019年8月2日 12時) (レス) id: 60ac9a4c80 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 桜ノ夢さん» ありがとうございます！初めての作品なのでとても緊張しながら書いているのでとても嬉しいです。タイトルについてはこれからのストーリーをお楽しみにしていてください！ (2018年11月18日 19時) (レス) id: 3f7caaff83 (このIDを非表示/違反報告)
桜ノ夢 - まるさん！この作品とても面白いですね！私、これ読んだ後、｢ふぅ〜面白かった…な…え！？何この題名！？夢主消えるの！？｣って思いましたから← (2018年11月13日 22時) (レス) id: 3556d0a5e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2018年11月13日 21時
