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『お前達、陛下の前だぞ』
Aの一言で一同は静かになった。
ﾄｰ「皆の思いはわかった……しかし、けじめは必要」
ア「陛下、罰するなら私を」
ダ「いいえ、私こそ罰を受けるべきです」
ル「それなら、私達全員を！」
皆の声に国王は少し考え、そしてゆっくりと口を開いた。
ﾄｰ「アルカディオスのヒスイへの忠誠心、ダートンの国家への忠誠心、共に素晴らしいと思う。
そして最も素晴らしいのは、この世界すべての平和を愛する魔道士達……」
ﾋｽｲ「陛下っ……」
ﾄｰ「よって我が娘ヒスイの罰は＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
その瞬間、皆が緊張感に包まれた。そして＿＿＿＿＿＿
ﾄｰ「一週間これをかぶり続けるかぼ！」
ヒスイの頭にはマトー君の着ぐるみの帽子が被せられた。
ﾋｽｲ「え、えぇーー！？」
ア「陛下、では姫様は！」
ダ「これを一週間かぶれば！」
ﾄｰ「無罪放免、これまで通り我が自慢の娘、ヒスイ姫だ」
皆はその言葉に安心し笑みをこぼした。
ル「よかったね！姫様！」
ﾋｽｲ「はい！……かぼ」
Aはその間、マスターとメイビスと一緒に居た。
メ「育ってますね」
マ「？」
メ「未来を担う、若い世代が」
マ「えぇ」
ナ「おいA！お前もかぶれー！」
ナツがマトー君の帽子を持って走ってきた。
『わ、私はいいっ』
マ「偶にはいいじゃろA。付き合ってやれ」
メ「ほらほら、遠慮なんてせずに」
ラ「二人のマスターに言われちゃやらねえわけにもいかねえよな」
ｴｳﾞｧ「意外と似合うんじゃない？」
ビ「つけろつけろ！」
フ「ふむ、可愛いかもしれん」
ナ「ほらよっと！」
『わっ！』
Aの頭にはすっぽりと帽子を被せられた。
ナ「似合う似合う！だははは！！」
その場にワッと笑いが巻き起こった。
『まぁ、偶にはいいか……かぼ』
そして大舞踊演舞は終了した＿＿＿＿＿＿＿＿
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2018年12月12日 18時
