アクノロギアが愛した娘4【FT】 (ページ38)

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『ん……もういい』

ラ「そうかよ」

二人の間に沈黙が流れた。

ラ「そういや、さっきナツ達に会った

決闘を申し込まれた」

『倒したのか？』

ラ「決闘は明日だとよ、お前も俺とやるか？」

『いや、私とお前とでは町を半壊しかねん』

ラ「言えてるな

じゃ、俺はもう行くからよ」

『あ、ラクサスっ……』

ラ「なんだ？」

『その……早く帰ってきてくれないか……

お前がいないと、つまらない……』

目線を下に向け、頬を赤らめて言ったAにラクサスは見とれてしまう。

ラ「……」

『ラクサス？』

その時、Aの唇がラクサスの唇によって塞がれた。

『んっ……ラクサス……？どうしたんだ？』

ラ「俺以外の野郎にその顔は見せるんじゃねえぞ」

『？あぁわかった』

ラ「わかってねえだろ……

まぁいい、じゃあまた明日な」

ラクサスは今度こそその場を立ち去った。

ラクサスが去った後、Aはラクサスの唇の感触を思い出して顔を火照らした。

『バカな男だ……』

Aはギルドには戻らず、自宅へ帰っていった。

ラ「ったく……柄にもねえことしちまったな……

あの顔は反則だぜ……」

ラクサスもまた、顔を赤くして自宅に帰った。